この作品には、篆書体で「雄」と「雌」と書かれており、文字を横倒しや逆さまに配置することで、男女の契りを表現しています。
世界中で問題となっているプラスチックごみによる環境問題は、ビニール袋の有料化を通して、多くの人が認識しています。
しかし、私たちの日常に深く入り込んだプラスチックは、本当に安全なのでしょうか? この作品は、プラスチックを使ったシリーズの3作目であり、ビニール袋に直接書を施し、それを転写するという手法で制作されました。
プラスチックには多くの化学物質が含まれており、特に内分泌撹乱化学物質が問題視されています。
現在、この物質が溶け出して人に有害な影響を与えた事例は報告されていませんが、微量であっても内分泌系や生殖機能に悪影響を及ぼす可能性があるとすれば、非常に恐ろしいことです。
人類を含め、多くの生物はさまざまな生殖方法によって個体を増やし、種の存続を図っています。
しかし、日本の少子化問題に加えて、子孫を残すための有性生殖に何らかの異常が生じないことを願い、この問題に対して作品を通じて問いかけています。
この作品は、従来の書道における「書く」という行為が、パソコンやスマホで「打つ」という行為に変わったように、紙に直接筆を入れるのではなく、ビニール袋に書いた文字を転写しています。
篆刻のように文字を転写する場合、通常は読みやすさを目的としますが、この作品では「読む」という行為を、「見る」「感じる」という行為へと変えるため、文字を横倒しや逆さに配置しました。
子孫繁栄への願いを込めた作品です。
【熊谷雲炎 くまがいうんえん】
プロフィール 熊谷雲炎は東京都出身で、現在茨城県守谷市に在住する書家・現代アーティストです。
彼女は、秦代以前の古代文字を用いて、その意味と形の調和を作品に表現しています。
彼女の作品は、書画と現代アートを融合させ、西洋化によって失われた「書画同源」の再生を目指しています。
その根底にあるのは「メメント・モリ」という哲学で、生命の儚さと死の避けられない現実を受け入れる考え方です。
作品に現れる墨の滲みは、人間関係や環境、生と死の狭間を象徴し、日本の「あわい」という概念を視覚化しています。
彼女は、形而上的な心の動きを文字に託し、そのアプローチを通じて自身の信念や内面の探求を作品に反映させています。
古代の文字を用いることで、現代社会への問いかけを行い、未来へのメッセージを紡ぎ出すことを目指しています。
主な展覧会 個展 2024年gallery neo_/Senshuつくば市 2023年「person in the eyes」雨引山楽法寺(雨引観音) 「person in the eyes」渋谷aiiima(creative lounge MOV) 「person in the eyes」取手アートギャラリー 2017年 「パメラン・ウォール展示vol.1」ARCUS PROJECT グループ展 2024年 「CALLIGRAPHY TODAY」浦和伊勢丹 「ART SHODO PLUS」岐阜 「ARTFUL INK SHOWCASE」京都 「ART SHODO SEVENTEEN」東京 「ART SHODO THIRTY-THREE」東京 「JAPAN SHODO SHOW 2024」東京 「ART SHODO AWAJISHIMA 2024」淡路島 2023年 「KYOTO SHODO SHOW」京都 「ART SHODO SELECTION in Tokyo #3」東京 「ART SHODO THIRTY-ONE 」東京 「ART SHODO THIRTY-ONE」岐阜 『日台書法交流展2023ー東アジアアート書道最前線ー』滋賀 「ART SHODO TRIAL」東京 「SHODO NEXT STAGE」浦和伊勢丹 「JAPAN SHODO SHOW 2023」東京 「ART SHODO TRIAL」千葉 「ART SHODO EDGE」GALLERY SCENA 原宿 「SHODO NEW AGE」western conference京都 「ART SHODO SELECTION in Tokyo#2」東京 2022年 「Tokyo Shodo Week」東京 「YOKOHAMA SHODO ART Fair」 横浜 「SHODO NEW AGE」(Eastern conference)千葉 「SHODO NEW AGE」(Western conference)京都 「書家による抽象表現展VI 」銀座 「ART SHODO SELECTION in Tokyo」三鷹 2020年 『地母神』nap gallery東京 2018~24年 『万葉集と日本画展』 銀座ギャルリー志門 2013年~2019年 CACA現代アート書作家協会にて表参道、銀座、横浜赤レンガ倉庫、京都などで出品。
●工夫やこだわり 一つひとつの作品には、書道の技法と現代的な美意識を融合させています。
伝統的な書道の枠を超え、現代の視点で再解釈することで、古典と今の時代をつなぐ試みを行っています。
●環境 自然に囲まれた静かな環境で制作を行っています。
心を落ち着かせ、集中力を高めることで、筆に込める想いを最大限に表現できるよう心がけています。
●時期 おすすめの申込時期は11月~3月です。
●お礼の品に対する想い 書道を通じて、より多くの人々に日本の文化や美しさを感じてもらいたいと考えています。
特に、未来の世代に向けた教育活動に力を入れ、書道の新たな可能性を追求していきたいです。
●ふるさと納税でやりたい事や生まれた変化 ふるさと納税を通じて、多くの方とつながる機会が増え、作品や活動への関心が高まりました。
地域との関わりも深まり、地元の文化を支える一助となることができていると感じています。
名称 熊谷雲炎「受精」 産地 茨城県守谷市産 サイズ 455×650mm(パネル) 制作年 2022年 原材料 画仙紙、古墨、ボンド 保存方法 直射日光を避けてください。
事業者 合同会社ネオつくばプロジェクト
【地場産品に該当する理由】
守谷市のアトリエで制作を行っている。
(告示第5条第3号に該当) ・ふるさと納税よくある質問はこちら ・寄附申込みのキャンセル、返礼品の変更・返品はできません。
あらかじめご了承ください。
寄附金の用途について 市長におまかせ 健康福祉の増進を図る事業 市民協働の充実を図る事業 教育文化の振興を図る事業 生活環境の向上を図る事業 都市基盤の整備を図る事業 産業経済の振興を図る事業 受領証明書及びワンストップ特例申請書のお届けについて 返礼品とは別にお送りいたします。
【寄附金受領証明書に関して】
入金確認後2〜3週間を目途に、注文内容確認画面の「注文者情報」に記載のご住所にお送りします。
【ワンストップ特例申請書に関して】
送付を希望されたかたには入金確認後2〜3週間程度を目途にお送りします。
ご寄附の翌年1月10日までにご提出ください。
※ご自身でダウンロード・印刷をしていただくことも可能です。