返礼品詳細 サイズ: 幅約100cm、奥行き33cm(フレーム部分含む)、高さ約47cm 注意事項:
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製造者: 有限会社榎本家具店(Re-Barrack INTERIOR) 〒646-0001 和歌山県田辺市上秋津1487-1あかね材を棚板に使用した小さめのラックです。
虫食い部分を隠すのではなく、節と同じように木の個性として捉え、積極的に使用した表情豊かなラックです。
BokuMoku Boku Mokuとは、「素朴な木」という意味から名付けました。
ありのままの素材の良さを活かした地域のものづくり。
秘められた魅力に光をあて、伝え広めることをコンセプトにしています。
私たちが活動する熊野では林業従事者の減少により、人手が入らなくなることで山が荒れ、貴重な地域資源である「紀州材」に影響が出てきています。
「スギノアカネトラカミキリ」によって食害された木材「あかね材」や、山の荒廃による土砂災害、 下流では漁獲量の減少など。
そこで私たちは「山を取り巻く問題を解決するために何ができるか?」を問い続け、「地域の山や資源を守って行こう!」を共通の目標として クリエイティブな発想でプロダクト(商品)化するプロジェクトをはじめました。
自らを「素朴な木」という意味の「BokuMoku」と名乗り活動していきます。
あかね材とは? 紀州は古くから「紀州・木の国」と言われ県土の77%が森林に覆われています。
和歌山県内で生産された木材を「紀州材」と言い、昔から貴重な森林資源として活用されてきました。
紀州材は色艶がよく、素直な木で狂いが少ないとされ、強度耐久性にもとても優れています。
しかし、近年林業従事者の減少により、手入れ不足の山が増えたことにより、「スギノアカネトラカミキリ」と言う虫によるスギ・ヒノキの食害が増えています。
この食害に遭った木材は「あかね材」と呼ばれています。
特に暖かい南の熊野地方で被害が拡大しています。
見た目の悪さ(穴・変色)から木材の利用が進まず森林が荒廃し、ますます山から人が離れていく、と言う悪循環を招いています。
このままでは先人たちが守ってきた世界遺産熊野の山々はどうなってしまうのだろう?と私たちは疑問を持ち始めました。
虫食い痕も立派なデザイン 皆さんは虫がかじったあとのある野菜や形が少しユニークな野菜が市場などで見たことがあると思います。
ちょっと見た目は悪いけれど、安いし美味しい、それどころか虫が喜んで食べるぐらいだから安全・安心と購入する人は少なくありません。
「あかね材」も、ちょっと見た目がユニークだけど、強度や耐朽性には全く問題がないという結果が出ています。
(和歌山県林業試験場データ) ならば、虫食いの痕をデザインしてプロダクトを作っていこう!と、BokuMokuは考えたのです。
スギノアカネトラカミキリの生態と手入れ不足の森林の関係 スギノアカネトラカミキリは、春先から夏にかけて枯れた木の枝に産卵し、孵化した幼虫は幹を目指して枯れ枝内を掘り進みます。
幹に達すると枯れ枝の付け根を中心に樹皮に近い部分を食べます。
成虫になったら枝の中で越冬し、春になったら枝から飛び立ち、また違う枯れ枝へ産卵します。
つまり、人の手が入らず枝打ちされていない森林は、スギノアカネトラカミキリにとって、好ましい環境と言えます。
BokuMokuを使って森を守ろう 今、熊野の森林は適齢期を迎えたたくさんの木が伐採されず、林業従事者の手が入らず放置されることで山の少子高齢化が進み、荒廃し、緑の循環が非常に悪くなっています。
木材を積極的に使用し、BokuMoku(素朴な木)を利用することは、森林の循環を促し再生させ、環境保護に貢献することに繋がります。