直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。
表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。
すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。
【妖怪説明】
山梨県上野原市秋山に伝わる。
安寺沢の公会堂近くの西の沢をのぼる途中に、まるでしゃがんでマントを着たような形をした石があり、昔から「ものいい石」といわれている。
まわりには岩石などなく、また川の水で押し上げられるようなところではないので人々は不思議な石だと思っていた。
ある日の夕方、老人が炭焼きの帰りに石のそばを通ると「金波美(かなはみ)沢から綱子(つなご)へ金がとぶ」と石のあたりから聞こえる。
老人はあたりを見回すが人の姿は見当たらない。
「まさか石がものをいうなんて」と思っていると、再び「金波美沢から綱子へ金がとぶ」と言った。
おどろき不思議に思いながら家に帰りこの話をすると、たちまち噂が広まった。
当時の牧野村綱子は九軒しかなく大変貧しいところであったが、この話ののち「綱子の家がみんな裕福になった」という話が伝わってきた。
石の言ったことは真実だったと安寺沢の人々は焦り皆で相談したが、いい案が浮かばない。
そんな中、この話が里のはずれに住んでいる若い炭焼きの男に伝わった。
その男は自分の暮らしが以前より貧しくなったのは石のせいだ、と大きめのまさぎりをかついで沢をのぼり、石をにらむと 「てめえのおかげだ。
おれの家も、みんなの家も貧乏になっちまった。
口がきけねえように首を切ってやる」 と、まさぎりで上に出っぱっていた首を切り落としてしまった。
首を切り落とされた石はしゃべることができなくなり、安寺沢の金も飛ばなくなり、みんなの暮らしもだんだんよくなったという。
今でも、この首のない「ものいい石」は残っている。
「石が語れどまさぎりかつぎ 綱子に金は飛ばさせぬ」
【参考文献】
『秋山文化協会版・秋山の民話』秋山村教育委員会発行
【大蛇堂】
いつもそばにある、ふしぎ。
~掛け軸をとおして、日本の「ふしぎ」を届ける~ 大蛇堂(おろちどう)は妖怪掛軸専門店として、全国各地に伝わる言い伝えや伝承をもとに、妖怪や動物、神様を、オリジナルイラストで描いております。
画家として活動した経験を活かし、多くの人が、アートを、気軽に、身近に、楽しめるようにと、「モノプリント掛け軸」を考案。
オリジナルイラストを布製の掛け軸に印刷する手法をとることで、価格を抑え、耐久性もあり、湿気や収納等の管理もしやすくしています。
また、同じデザインに見えても毎回色やデザイン等が異なる、すべて1点ものです。
イベントでは、海外の方からお土産として喜ばれる大蛇堂の掛け軸。
気軽な気持ちでご自宅にアートを取り入れていただければ幸いです。
商品説明 名称 妖怪「ものいい石」掛け軸・中サイズ 内容 ・妖怪「ものいい石」掛け軸 :1本 ・妖怪「ものいい石」説明タグ:1枚 サイズ 表装部の大きさ 幅30cm x 高さ60cm 原材料 ポリエステル、掛け軸紐、金具、木材 注意事項 ・実際の掛け軸は、1点ものの特性上、表装の色味が異なる場合があります。
・すべて布製のため湿度・日光に比較的強い素材ですが、あくまでもアート作品としての取り扱いをお願いいたします。
事業者 大蛇堂 地場産品に該当する理由 区域内において絵をデザインし、区域外で掛け軸用の紙に印刷。
その後、区域内で、装飾品の取付けや軸文の筆記を行っている。
印刷工程や取付具の納入元は区域外だが、半分を一定以上上回る付加価値を区域内事業所で生み出している。
(告示第5条第3号に該当) ・寄附申込みのキャンセル、返礼品の変更・返品はできません。
あらかじめご了承ください。
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