物価高に伴いふるさと納税の寄付金額も値上げ?賢くふるさと納税を利用して物価高に打ち勝とう!
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、自分が選んだ自治体に寄付をおこなうことで、限度額内であれば負担額2,000円で残りの金額分の税金の控除が受けられるという制度です。
自治体の選び方は自由であり、生まれ故郷や旅行で訪れて好きになった土地などどこへ寄付しても構いません。
また、寄付金の使途を自由に選ぶことができるため、地域への貢献を実感することができるという点もふるさと納税の魅力だと言えるでしょう。
さらに、寄付ごとに返礼品を受け取ることができ、返礼品を目当てにして自治体を選んだりふるさと納税をおこなうという人も多くいます。
今回はふるさと納税の中でも返礼品にスポットを当ててお話を進めていきます。
ふるさと納税の返礼品は物価高の影響を受けたのか
2021年のふるさと納税の寄付金額は前年度比23%増と大きく伸びており、23年度の寄付金額は更にこれを上回る見通しとなっています。
これだけふるさと納税の寄付が増えている背景にあるのが、「物価高」です。
あらゆる商品の値上げが続いている昨今において、日用品や食料品といった生活に必要な返礼品を選ぶという方が増えているようです。
物価高の影響を受けて人気になった返礼品
ふるさと納税の返礼品は、多種多様であり食品から日用品、雑貨、家電、旅行券など非常に幅広く取り揃えられています。
そんな中で、現在人気を集めているのが生活必需品です。
生活必需品に関しても多くのものが値上げしており、生活をひっ迫させていることから、少しでもそれをまかなうことを目的として選ぶという人が増えているのでしょう。
トイレットペーパーやティッシュペーパーのような毎日の生活に欠かせない日用品に関しては、前年比3倍の寄付件数を集めたというものもあります。
また、食材に関しても高級肉や海鮮などというものよりも、肉の切り落としや魚の不揃いの切り身など大容量で日常用として食べることを目的としているようなものが人気を集めています。
ふるさと納税の返礼品選びが、贅沢品から日常使いのものに移行していることがおわかりいただけるでしょう。
そしてこのような値上げの影響を受けて、寄付金額を値上げしたという自治体もあります。
自治体においても、仕入金額の高騰により寄付金額を維持することが厳しくなっているという現状が読み取れます。
こうしてみると、ふるさと納税の寄付先の選定にはその時々の経済事情が反映されるものであるということがわかります。
ふるさと納税を行う前に上限金額を確認
ふるさと納税をおこなう際に、あらかじめ確認しておくべきことが上限金額です。
上限金額内であれば、自己負担2,000円で利用することのできるふるさと納税ですが、上限金額を超えた寄付は、自己負担でまかなわなければなりません。
上限金額は、年収、家族構成、扶養家族人数を入力すれば簡単に目安を知ることができます。
おおよその金額を把握したいという場合には、下記サイトをご利用ください。
https://myfuru.jp/info/simulation/
また、正確な金額を知りたいという場合には前年の源泉徴収票が必要となります。
こちらも、各種ふるさと納税サイトにて必要項目を入力していけば金額を知ることができますので、必要に応じて利用してください。
ふるさと納税の申請方法
ふるさと納税の申請の方法には2種類あります。
1,ワンストップ特例制度
1年間に寄付した先が5自治体以内、またふるさと納税以外に確定申告が必要ないという方であればワンストップ特例制度を利用して申請することが可能です。
寄付先に関しては、あくまでも自治体数毎のカウントとなり、回数ではありません。したがって、同じ自治体に複数回寄付したとしても、自治体数としては1としてカウントされます。
ワンストップ特例制度は、寄付のたびに各自治体に申請書等の書類を提出すればよいため、手続きが手軽で簡単です。
また、2022年の寄付分からオンライン申請がスタートとなりました。オンライン申請では、郵送での書類提出が不要となり、オンラインで完結することができるためより一層手続きが簡単になります。
なお、オンライン申請が利用できる自治体はまだ限定的であるため、利用を考えている場合は、寄付先を選ぶ際にオンライン申請が可能な自治体であるかどうかも併せて確認しておくと良いでしょう。
申請期限は寄付した翌年の1月10日までとなっており、期限を過ぎてしまった場合には確定申告が必要となりますので、ご注意ください。
2,確定申告
1年間の寄付先が6自治体以上であったり、そもそもふるさと納税以外にも確定申告の対象である場合には、ふるさと納税申請も確定申告でおこなう必要があります。
確定申告の書類と寄附金受領証明書を含む必要書類を合わせて提出することになります。
申告期限は寄付した翌年の3月15日です。
確定申告の申請は、税務署に持参、郵送、e-Tax出のウェブ申請から選択可能です。
物価高に負けない!おすすめの返礼品
続いては、物価高を受け日常生活をフォローしてくれる、食品や日用品などのおすすめの生活必需品の返礼品をご紹介していきます。
1,トイレットペーパー
日常生活に欠かせないトイレットペーパーですが、物価高の影響を受けて値上げが続いています。もともと「賞味期限を気にする必要がない。」「自宅まで運んでくれるので買い物の手間が省ける。」などの理由で人気であったトイレットペーパーですが、物価高によりさらに人気が増しています。
自治体:岩手県一関市
寄付金額:60,000円
品名:ふるさと納税 定期便(隔月 )計6回 トイレットペーパー シングル(55m/96個)
毎回8パックとちょうどよい量が全6回届けられる定期便であるため、保管に困ることもなく非常に使い勝手が良い点もおすすめです。
日常生活に欠かせないトイレットペーパーですが、物価高の影響を受けて値上げが続いています。
もともと「賞味期限を気にする必要がない。」「自宅まで運んでくれるので買い物の手間が省ける。」などの理由で人気であったトイレットペーパーですが、物価高によりさらに人気が増しています。
自治体:岩手県一関市
寄付金額:60,000円
品名:ふるさと納税 定期便(隔月 )計6回 トイレットペーパー シングル(55m/96個)
毎回8パックとちょうどよい量が全6回届けられる定期便であるため、保管に困ることもなく非常に使い勝手が良い点もおすすめです。
2,米
こちらも日常生活に欠かせない必需品として、物価高の中で人気が上がっている商品です。米は、量やブランドによって寄付金額の幅も大きいため、希望の寄付金額に合わせて商品を選びやすいという点でもおすすめです。
自治体:北海道美唄市
寄付金額:11,000円
品名:令和4年産北海道産ゆめぴりか10kg(5kg×2袋) 【美唄市産】
寄付金額11,000円と比較的少額で利用することができる点も人気を集めるポイントだと言えるでしょう。地元でとれたおいしいお米を堪能することができます。5キロが2袋届くので、一人暮らしや世帯人数が少ない家庭でも使い勝手が良いです。
3,洗剤
ストックしやすく、また生活必需品であるという点で洗剤の返礼品も需要が高まっています。洗剤をまとめて買うとなると、重くて買い出しに行くのも億劫ですが、ふるさと納税の返礼品で受け取れるとその手間を省くこともできます。
自治体:神奈川県川崎市
寄付金額:12,000円
品名:洗濯 洗剤 アタック 抗菌 EX 880g 10本 本体 液体
10キロ近い洗剤がお届けとなります。この量を自分で購入するとなると、かなりの労力がかかるため、大変ありがたいセットだといえます。しばらくの間は洗剤を買わずに済ませられるでしょう。
まとめ
以上、物価高におけるふるさと納税返礼品の選び方の変化やおすすめの返礼品についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
物価高の今だからこそ、ふるさと納税の返礼品を生活にうまく取り入れていくことの重要性が増してきていると言えるでしょう。
ふるさと納税を上手に使おう!活用して、物価高に負けない賢い生活をしていきましょう。