ふるさと納税の税控除上限額はいくら？年収別・家族構成別に上限額を解説

ふるさと納税を利用していますか？

ふるさと納税はお得に全国の自治体の返礼品を受け取れる制度です。利用しないのはもったいないですよね？

この記事ではふるさと納税の基本的な仕組みと、年収別・家族構成別の税控除上限額を解説します。ふるさと納税を利用したいけど、自分の税控除上限額がわからない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

はじめにふるさと納税の基本的な仕組みを解説します。

ふるさと納税とは任意の自治体に寄付をする制度で、寄付した自治体からは寄付額に応じた返礼品（おおむね寄付額の３割程度）がもらえます。また、寄付額は税控除の対象となり、2,000円を超える分について所得税の還付と、住民税の減額を受けられます。

ふるさと納税の税控除は上限なく受けられるわけではありません。年収（収入）と家族構成によって決まってきます。また、住民税非課税世帯はそもそも住民税を納めていないため、ふるさと納税のメリットはなく全額寄付となります。

年収別・家族構成別の税控除上限額の目安を表１に示します。

総務省「ふるさと納税のしくみ」より抜粋

世帯人数が少ないほど上限額が高くなり、年収が高いほど上限額が高くなる傾向があります。また、表には300万円未満の欄がありませんが、実際には年収200万円ほどでも税控除を受けられる場合があります。

上限額一覧では基準となる年収の金額が限られていますが、とは言えいちいち計算するのも面倒でしょう。そこで控除額をシミュレーションできるサイト（※１）があります。

しかし、このサイトでも年収200万円程度の場合はシミュレーションできませんので、計算する必要があります。

控除額は次の式で計算できます。

税控除額　＝（個人住民税所得割額×20%）÷（100%-住民税の基本分10％-所得税率×復興税率1.021）＋自己負担2,000円

たとえば、年収200万円で独身の方、あるいは結婚して配偶者はいるが子どものいない方は約14,800円程度の控除を受けられます。

給与所得　＝　給与　−　給与所得控除

　　　　　＝　200万円−78万円＝122万円

課税所得金額　＝　給与所得　−　（所得控除　＋　社会保険料控除）

　　　　　　　＝　122万円−（48万円＋20万円）＝54万円

個人住民税所得割額　＝　課税所得金額　×　10％

　　　　　　　　　　＝　54万円×10％＝5万4千円

税控除額の上限　＝　（個人住民税所得割額　×　20％）÷（100％　−　住民税率　−　（所得税率5％　×　復興税率）＋自己負担分

　　　　　　　　＝（5万4千円×20％）÷（100％−10％−（5％×1.021））＋2,000円＝14,721円

（※１）ふるさと納税なび「控除額シミュレーション」

ふるさと納税の控除を受けるには、次のステップを踏む必要があります。

上記の方法でふるさと納税の税控除額の上限を確認しましょう。その金額以上に寄付しても、全額実費となりますので注意が必要です。

寄付先と返礼品を選びましょう。応援したい自治体を寄付先に選んでもいいですし、返礼品から探してもいいでしょう。また、複数の自治体、あるいは複数の返礼品を申し込んだ場合は、寄付の合計額が前述の上限額を超えないように気をつける必要があります。

また、「2,000円を超える部分」というのは寄付合計額に対して考えます。返礼品１品ずつについてではありませんので、注意してください。

返礼品が届いたら確定申告、あるいはワンストップ特例制度を利用して申請する必要があります。確定申告はふるさと納税を行った翌年の原則2月16日〜3月15日まで、ワンストップ特例制度は同様に1月10日までに手続きをしましょう。

なお、確定申告は過去５年に遡って申請可能ですが、申請するまでは税控除を受けられませんので注意が必要です。

ここではおすすめの返礼品を価格帯別に紹介いたします。

洋食専門調理師監修のこだわりの一品を、豪華に５種類も。それぞれのこだわりは次の通りです。

• ●デミグラスハンバーグ：シチューソースをベースに食べやすく味付けしたデミグラスソース。
• ●黒毛和牛牛丼の具：品質の高い牛肉を使用した牛丼の具材。
• ●ビーフシチュー：ソースのもとになっているのは牛骨・牛すじのコンビとタッグを組んだ野菜。
• ●合鴨ロースト：少量の水を加えてとろみを付けたタレは葉野菜との相性抜群。
• ●味付きジンギスカン：さわやかなのに濃厚なこだわりの味付け。

北海道産の秋鮭を、厳しい寒さにさらしてから時間をかけて乾燥させたこだわりの一品。昔ながらの鮭とばですので、懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか？

食べやすくするために薄く切ったスライスタイプと、噛めば噛むほど旨味を味わえるソフトタイプのうれしい食べ比べセット。お酒のお供だけでなく、育ち盛りの子どものおやつにもおすすめの鮭とばです。

ミニトマト「アイコ」が育ったのは、「フルーツのまち」として有名な仁木町。そこで育ったアイコは卵型をしており、果肉が厚くてゼリーが少ない高糖度タイプのミニトマトです。

硬めの果肉ですが、完熟の状態で出荷するため、お手元に届く頃には食べ頃になっています。他のトマトに比べて栄養価が高く、旨味成分も豊富。そのまま食べても、加熱してもOK！減農薬栽培（農薬節減率50％以下）のため、安心して食べられます。

濃厚ないくらをたっぷりのタレに漬け込んだいくらの醤油漬け。ご飯にそのままのせてもよし、お子さんやお孫さんと手巻き寿司を作ってもよし。思い思いの楽しみ方で家族の笑顔をつくります。

さらに付いてくるのがホタテの貝柱。プリプリの新鮮なホタテをぜひとも刺し身でお楽しみください。刺し身で食べられるのは北海道で採れた新鮮なホタテである証です。

紅葉のように赤く染まった極太の足。ボリューム感たっぷりのタラバガニの足は、食べた人を幸せにしないわけがありません。

こだわりの味の秘密はこだわりの冷凍方法にあります。急速冷凍されたカニの表面には「グレース加工」と呼ばれる氷の膜が。このグレース加工がカニを酸化や冷凍焼けから守ってくれるのです。グレース加工が真空包装と似たような機能を持つため、カニの旨味を茹で上がった状態のまま閉じ込め、あなたのお口まで届けてくれるのです。

「カニ食べ方ガイド」と「専用ハサミ」が同封されているため、普段カニを食べない方でも安心して楽しめます。

この記事では年収別・家族構成別のふるさと納税における税控除上限額を示しました。また、寄付額の価格帯に応じたおすすめの返礼品を紹介しました。

ご自身の上限額に合わせた返礼品を選び、ぜひお得においしい「ふるさと納税ライフ」を楽しんでみてください。