ふるさと納税の返礼品が届かない?原因と解決方法を徹底的に解説します!

「ふるさと納税で寄付をしたのに返礼品が届かない」
「寄付をしたあとに住所が変わったが、手続きをしていない」

ふるさと納税は全国のお好きな自治体に寄付して、実質2,000円の負担で返礼品を受け取れるというおトクなサービスです。しかし、何らかの理由により届くはずの返礼品が届かないというトラブルが発生しています。

この記事ではふるさと納税の返礼品が届かない原因と解決方法を解説しています。実際に返礼品が届かなくて困っている方や、今後無用なトラブルを避けたい方はぜひ最後まで読んでみてください。

ふるさと納税の返礼品が届かない!トラブルの理由とは

住所変更手続きをしていない

返礼品はふるさと納税の申込時(決済時)の住所に送付されます。決済後、返礼品が届く前に引っ越してしまうと返礼品は届きません。

決済手続きが済んでいない

決済手続きが済んでいない場合も返礼品は届きません。自治体は寄付者の決済を確認できた時点で発送の手続きに入ります。クレジットカードや電子マネーによる決済の場合は通信環境の都合で決済できていなかった、あるいは決済完了まで手続きを進めていなかったことが考えられます。銀行振込を選択している場合は、お金を振り込まないと返礼品は発送されません。

発送日が2か月以上先になっている

通常、返礼品を受け取るまでにかかる時間は1か月〜2か月先ですが、一部の農産物は発送日が2か月以上先になっている場合があります。その理由は、たとえば秋に収穫してから発送する新米(お米)のふるさと納税を先に募集のみしているためです。

詐欺に合ってしまった

あまり事例はないかもしれませんが、詐欺に合ってしまった可能性があります。ふるさと納税は一般的には専用のインターネットサイトから行います。誰とも顔を合わせることなく、話もすることなく手続きが完了するため、ふるさと納税のサイトと似ている詐欺サイトで決済手続きをしてしまうかもしれません。詐欺に合った場合は、当然ふるさと納税の返礼品は届きません。

返礼品を辞退している/返礼品のないふるさと納税を選択している

返礼品をもらえることがメリットのふるさと納税ですが、返礼品を辞退することもできます。この場合は返礼品が届きません。住民票のある自治体への寄付は基本的に返礼品を受け取れませんので注意が必要です。災害復興支援型のふるさと納税は寄付したお金が災害復興に使われて完了です。また、思いやり支援型のふるさと納税の中でも協賛型の場合は、寄付したお金が児童養護施設やNPO法人の運営費に活用されて完了します。

ふるさと納税の返礼品が届かないときの確認事項

登録した住所を確認する

ふるさと納税のサイトのマイページや、自治体からの決済完了を確認するメールに寄付者の住所が記載されています。その住所が現在住んでいる場所と合っているか確認しましょう。

決済状況を確認する

クレジットカードや電子マネーの決済が完了すると「決済が完了しました」のようなメッセージが表示されます(決済完了画面)。手続きの中で必ず決済画面が完了するまで、決められた手続きを行いましょう。中には「決済画面が表示されたか覚えていない」という方もいるでしょう。そのような方は、クレジットカードや電子マネーの決済履歴を見て確認しましょう。

発送日を確認する

通常ふるさと納税の返礼品は1か月〜2か月で届きます。しかし、前述の新米など発送日が遅く設定されている返礼品は、かならず発送時期が記載されています。2か月以上経っても返礼品が届かない場合は、発送時期を確認しましょう。発送時期は自治体からのメールやふるさと納税のサイトに記載されています。不明な場合は寄付先の自治体に問い合わせましょう。

詐欺に合ってしまった可能性がある場合

詐欺の疑いがある場合は、決済手続きをしたふるさと納税サイトを運営する会社が次のリンク先のリストに含まれているか確認しましょう。ふるさと納税のサイトを運営できるのは「国税庁長官が指定した特定事業者(令和5年1月13日現在)」だけです。
上記のリストに載っていない業者が運営しているふるさと納税サイトは、詐欺の可能性が高いため注意が必要です。

返礼品を辞退している/返礼品のないふるさと納税を選択していないか確認する

ふるさと納税の内容を再度確認しましょう。住民票のある自治体に寄付している場合は返礼品がなくて当然ですが、災害復興支援型や思いやり支援型のふるさと納税を選択していても返礼品は届きません。

ふるさと納税の返礼品が届かないときの対処方法と今後の対策

住所変更手続きをしていなかった場合

まず、寄付先の自治体に住所が変わったことを連絡します。寄付先の自治体の連絡先が分からないときは、ふるさと納税のサイトから問い合わせましょう。あるいは、寄付先の自治体の住民税を管轄している部署に直接問い合わせましょう。
事情を話せば、手続きの方法を教えてくれるはずです。

そして、次回以降のためにふるさと納税に登録している住所も変更しておきましょう。
また現住所が変わったときは、すみやかに住民異動届を申請をしたり、ふるさと納税に登録している住所を変更したりするようにしましょう。そもそもふるさと納税の申込みを、引っ越し前に行わないことも大切です。

 

決済手続きが済んでいなかった場合

決済が完了していなかった場合、再度ふるさと納税の手続きを行います。決済完了画面が出るまで、画面の案内に従って操作します。決済の途中で画面を閉じたり、決済ボタンを何度もクリックしたりしないように注意が必要です。
また、これは状況によっては仕方ありませんが、電波状況が悪くて通信エラー(タイムアウト)にならないよう気をつけることも大切です。通信環境の良い場所で決済手続きをするようにしましょう。

発送日が2か月以上先になっている場合
発送日が来るまで待ちましょう。もともとそのような条件のふるさと納税(返礼品)のため、受け取るには発送日(あるいは到着日)まで待つしかありません。
特に生鮮食品の場合は発送時期の確認をしましょう。発送時期がよく分からず心配な場合は、ふるさと納税のサイトや寄付先の自治体に問い合わせるようにしましょう。

 

詐欺に合ってしまった場合

まずは消費者ホットラインに相談しましょう(※2)。消費者ホットラインに連絡しても解決しない場合や、被害金額が大きくて困っている場合は弁護士に相談する方法もあります。
「弁護士に相談」と聞くと費用の心配があるかもしれません。しかし、経済的に困窮している場合は一定の条件を満たせば法テラス(※3)を利用することもできます。経済的に困窮している旨も含めて弁護士に相談すれば、法テラスの案内もしてくれるでしょう。

(※2)独立行政法人国民生活センター「消費者ホットライン(全国統一番号)」より
(※3)日本司法支援センター法テラス「かんたん解説「法テラス」」より

ふるさと納税の仕組みを理解し、ふるさと納税のサイト運営者が国税庁長官の指定を受けているか確認しましょう。また、寄付するときに寄付額の「割引」や「減額」といった言葉に引っかかるような、邪な気持ちを持たないようにしましょう。

 

返礼品を辞退している/返礼品のないふるさと納税を選択している場合

この場合返礼品がもらえることはありません。ふるさと納税は決済手続きが済んだ時点で、基本的にキャンセルはできません。次回以降、同じ間違いをしないように気をつけるしかありません。寄付や返礼品の内容をよく理解してから決済手続きを行いましょう。内容を理解しないまま決済ボタンを押すのは契約書をよく読まないうちにサインするのと同じことです。決済手続き=契約書のサインと重く受け止めて、慎重に手続きを進めましょう。

まとめ

この記事ではふるさと納税の返礼品が届かないトラブルの原因と解決方法、そして未然にトラブルを避ける方法を解説してきました。
いくら返礼品がもらえておトクでも、ふるさと納税の本質は寄付です。そして、寄付するお金は皆さんが大変な思いをして稼いだお金です。

大切なお金が有効なことに使われ、みなさんも適切に返礼品を受け取れることを願っております。

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