ふるさと納税でお得に旅行?魅力的な仕組みを詳しく解説
・返礼品の種類が多すぎて何を購入するか迷ってしまう
・食品や日用品の返礼品だけでは控除額の上限まで使い切れない
・お得な返礼品が知りたい
こういった悩みはありませんか。
ふるさと納税には数多くの返礼品があり、普段使用している日用品を買いだめしたり、なかなか食べられない高級食材を買ったりするなど選ぶところから楽しむことができます。
また、年収が1,000万円を超えると控除額の上限が15万円以上になるため選択できる返礼品の幅が広く、そのような高所得な世帯におすすめの返礼品が「旅行券」です。
本記事では、なぜ旅行券がおすすめなのか解説しています。
【お得に旅行】ふるさと納税を利用しましょう
ふるさと納税は支援したい自治体に寄付をすることで返礼品がもらえるため、お得に納税をすることができます。
控除上限額以内の寄付であれば、自己負担は2,000円だけなので積極的にふるさと納税を利用しましょう。
ただし、中には怪しいふるさと納税のサイトもあるので、もし有名ではないサイトを利用する場合は個人情報を守るためにプライバシーポリシーを確認してから利用すると良いです。
本章ではふるさと納税でお得に旅行をする方法を解説しています。
【種類】ふるさと納税の返礼品
ふるさと納税の返礼品の一部を紹介します。
・食品
・家具
・旅行券
・日用品
各自治体に関連している特産品や地元企業の製品など様々です。
寄付金額が多くなると高級なものや内容量が多くなる傾向があるので、自分が気になる返礼品を探してみましょう。
【旅行】特に人気の返礼品
ふるさと納税の返礼品で特に人気があるのは、地場産の和牛や加工肉とカニやホタテなどの海鮮です。普段の生活では高級品であるため手が出しにくいですが、ふるさと納税を利用してプチ贅沢をする人が多くみられます。これらの食品の返礼品は、寄付金額が数千円〜1万円程度のものが多いです。
一方で、寄付金額が数万円以上の返礼品ですと旅行券が人気があります。
旅行券は返礼品の中では比較的還元率が良く、お得に旅行ができるため人気を集めているのです。
自分の欲しい返礼品を選びましょう
ふるさと納税の魅力は自分で返礼品を選べることです。
返礼品は人気ランキングやジャンル、地域、寄付金額から探すことができるので自分の欲しい商品を探しましょう。
また、返礼品を探す際にはサイトの中に年収や家族構成を入力するとおよその控除額をシミュレーションできるページがあるので、必ず控除額の上限を確認してから注文すると良いです。
ふるさと納税で旅行券がおすすめの理由
返礼品には全国各地の旅行券があるので、ふるさと納税のページを見ているうちに行きたい地域が見つかることでしょう。
本章では食品や日用品など数ある返礼品のなかでも、なぜ旅行券がおすすめなのか理由を解説します。
1.旅行に行けて税金を抑えられる
ふるさと納税の返礼品は2019年に総務省が「寄付金額の3割が上限」というルールに改正されました。(参考:ふるさと納税に係る指定制度について)
旅行券の返礼品は主に宿や観光施設の割引に使うことができ、金額は還元率上限の3割であることがほとんどなので食品や日用品と比べてお得に使うことができます。
2.旅行を通じて土地の良さを実感できる
普段行かないけれど興味がある自治体に寄付をすることで、旅行をするきっかけとなるでしょう。旅行の計画は体力を使うため、行き先を考えるだけで疲れてしまうことがしばしばあります。
しかし、返礼品から旅行先を探すことにより選択肢を減らすことができるため、旅行の計画を立てやすいです。
また、興味のある宿や観光地を選択すると旅行プランを考えてくれるサービスもあるため、上手に利用し計画疲れを避けましょう。
そして、寄付した土地に実際に旅行をすることで新たな発見や出会いがあり、金額以上の価値を得ることができるでしょう。
3.数多くのプランがある
返礼品の旅行券はほとんどが自分で旅行プランを決めることができます。行きたい場所や食べたいもの、泊まりたい宿泊施設など自分の好みに合わせたプランを提案してくれるサイトもあるので、返礼品だからと言って旅行プランの自由度が少ないということはありません。
4.使用する時期を決めることができる
返礼品の半分以上が食品であるため、消費する時期が限られているものが多いです。ふるさと納税で購入した商品は、早ければ数週間で出荷されますが長いと3ヶ月以上出荷までに時間がかかるものもあるため、希望の時期に届くとは限りません。
一方で旅行券は使用期限が発行から1年間のものが多いため、自分の都合を考慮して使用することができます。
とりあえず旅行券を購入しておいて、時間ができたら使用するといった使い方が可能です。
ふるさと納税の旅行券で行けるおすすめ旅行先
本章では旅行券が返礼品となっている自治体の中で、おすすめの旅行先を3つ紹介します。どれも返礼品の上限である寄付金額の3割を旅行クーポンとして利用できるため、とてもお得に旅行ができるのです。
注意点として、今回紹介する旅行券は現地で現金として使用できるわけではなく、Webサイト「北国トラベル」で旅行プランを予約をする際にポイントとして使用できるものとなっています。北国トラベルは、行きたい宿や観光地を選択することで旅行プランを考えてくれる便利なサービスです。
新潟県 湯沢町
温泉やスキー場が有名な新潟県湯沢町の宿泊施設や観光施設を利用する際に、クーポンとして使用できます。
東京から新幹線で約1時間半と手軽に行くことができ、都会の喧噪で疲れた身体を癒せることでしょう。
新潟県は日本の米どころでもあるため、おいしい地酒を飲んだり、日本酒を入れた「酒風呂」に入ったりすることができます。
北海道 倶知安町
倶知安町(くっちゃんちょう)はリゾート地として注目されているニセコエリアの一つで、四季折々の自然を満喫することができるため、季節を選ばずに楽しむことができます。
ウィンターシーズンは定番のスキーやスノーボードの他に、CATツアーという圧雪されていない雪山を一番最初に滑ることができるツアーを体験する事が可能です。
一方で、サマーシーズンではラフティングやカヤック、トレッキングなど夏ならではの大自然を楽しむことができます。
新潟県 南魚沼市
新潟県南魚沼市はコシヒカリ発祥の地として知られており、八海山をはじめとした新潟を代表する酒蔵がある地域となっています。
また、三国街道の塩沢宿や雲洞庵などの歴史ある建物を見ることができ、心が安らぐ旅行となることでしょう。
スキーやハイキングなどのアクティビティも良いですが、昼は神社や街道をめぐり、夜は旅館でおいしい料理とお酒に舌鼓を打ち温泉に入って一日の疲れを癒すといった落ち着いた旅行におすすめです。
「楽天ふるさと納税」の具体的な使い方
楽天ふるさと納税のやり方は、基本的には楽天でお買い物をする手順と同じです。
しかし、ふるさと納税ならではの注意点もあるので、本章では楽天ふるさと納税での寄付と返礼品のもらい方について注意点も併せて5STEPに分けて解説します。
1.もらいたい返礼品を選ぶ
まずは寄付をする自治体を選びます。
返礼品から寄付先を選ぶ時は、以下のページから探すと興味のあるものを見つけることができるでしょう。
・人気ランキング
・寄付金額
・ジャンル
もらいたい返礼品が見つかったら、実際に寄付の申し込みをしましょう。
返礼品によっては、発送までに数か月かかる場合もあるため「支払いを済ませたのに全然届かない」とならないように発送時期も確認しておくと良いです。
2.ふるさと納税に関する6項目を記入する
ふるさと納税の申し込みページには、通常の商品の購入ページと異なる選択項目がいくつかあります。
よくある選択項目は以下の通りです。
・ふるさと納税専用ページであること及び注文者情報を住民票情報みなすこと
・寄付金の希望の使用用途
・税金控除に必要な書類の送付について
・寄付先が居住地である場合、返礼品をもらえないこと
・寄付先のHPや広報誌にふるさと納税者として氏名や寄付金額を公表してよいかの確認
ふるさと納税専用ページであること及び注文者情報を住民票情報みなすこと
楽天の登録情報と住民票の情報が異なると、照会ができないため注意喚起として本項目があります。ふるさと納税は寄付金額の一部が所得税や住民税から控除される制度です。
そのため、「誰が」「いくら」寄付をしたのか記録しておくことが必須であり、住民票情報(居住地の情報)が必要となります。
楽天の登録情報が古い場合には、最新に更新をしてから申し込みを行いましょう。
寄付金の希望の使用用途
寄付をする自治体へ、寄付金の使用用途を指定することが可能です。
内容の一例を紹介します。
・市内経済の活性化
・子育て、教育の支援
・環境保全活動
・医療福祉
自治体によって選択肢が異なる場合もあるので、寄付金をどのような用途に使用してほしいか考えて選択しましょう。
税金控除に必要な書類の送付について
ふるさと納税には「ワンストップ特例制度」という制度があります。ワンストップ特例制度は、いくつかの条件を満たすことにより確定申告をしなくても税金の控除を受けることができる制度です。
制度の適用は以下の条件を満たしている必要があります。
・確定申告が不要な給与所得者
・ふるさと納税先の自治体が5団体以下である
・期日までにワンストップ特例申請書の提出
ワンストップ特例制度を適用できる人は、本項目で申請書の送付を希望しましょう。
寄付先が居住地である場合、返礼品をもらえないこと
ふるさと納税は、都会に人口が集中することで地方の税収が減ることを抑制するために「ふるさと」に納税できる制度です。言い換えると、居住地以外の自治体に寄付という形で納税ができる制度となります。
そのため、本来住民税や所得税を納税する居住地への寄付は通常の納税と同じなので、返礼品をもらうことができません。
本項目は、以上の内容を確認するためのものです。
寄付先のHPや広報誌にふるさと納税者として氏名や寄付金額を公表してよいかの確認
ふるさと納税で寄付をしてくれた人の氏名や金額を公表している自治体があります。
ただし、公表は寄付をしたからといって勝手にされるものではなく、希望者のみです。公表を許可しないからといって不都合が生じるわけではないので、素直に回答して問題ありません。
3.「寄付を申込む」をクリック
返礼品を決め、確認事項をすべてチェックすることができたら「寄付を申込む」をクリックしましょう。
「寄付を申込む」をクリックすると商品を購入する際の注意喚起のページに移るので、内容を確認し「内容に同意し買い物かごへすすむ」をクリックします。現段階では買い物かごに入れただけで、申込みは完了していないため注意が必要です。
4.「買い物かご」から「支払いと配送方法」を決める
買い物かごに返礼品を入れることができたら、次は購入手続きを行います。
楽天に会員登録してある人はログインをしましょう。楽天の会員でなくても必要項目を入力することで購入することは可能ですが、ふるさと納税は毎年できるためその都度項目を入力する必要があります。
次回以降の入力の手間が省け、入力ミスも起きにくくなるため会員登録は済ませておきましょう。
5.ふるさと納税で購入する時の注意点
ふるさと納税は寄付できる金額に上限はありませんが、税金から控除される金額の上限は決まっているため注意が必要です。
控除上限額を超えて寄付をした場合は、自己負担金2,000円とは別に超えた分のお金を支払うことになるので、必ず自分がいくらまで控除を受けられるのかを把握しておきましょう。もし自分がいくらまで控除されるのか分からない場合には、お住いの市区町村に問い合わせましょう。
まとめ
ふるさと納税はお得に返礼品を受け取りながら納税ができる素晴らしい制度です。
また、寄付を受けた自治体は更なる発展のための資金が集まるため、寄付する側とされる側双方にとって利益となります。返礼品に食品や日用品を選ぶのも良いですが、消費できる量を考慮すると控除の上限額まで使い切ることは難しいです。旅行券は金額が大きいものが多く、消耗品では得られない体験や思い出を残す事ができます。
早速ふるさと納税を活用して、興味のある地域にお得に旅行しましょう。